
だしを取ったあとの昆布ってみなさんどうしてますか?
だしを取ったあとは栄養もないから捨ててるわ~って捨ててた私・・・実は間違ってたようです。
出がらしの昆布に栄養はないんじゃないの?って心の中でつぶやきながら・・・すると友人からだしを取ったあとの昆布はすごく栄養があるのに捨てるなんてもったいない!と言われ後悔した時があったのです。
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そしてだし殻昆布の栄養成分が凄いことに驚いたのです。今まで捨てていた昆布さんに頭があがりません。本当にゴメンナサイ・・・
ということで、そのだしを取ったあとの昆布の栄養成分と再利用したレシピなどもご紹介しようと思います。
だしをとったあとの昆布の栄養成分は?

昆布を食べる機会って、お正月の昆布巻きやお鍋のだし用として使ってた方も多いと思います。あと、おでんやお味噌汁もありますね。
特にお鍋の時にはかかせない昆布・・・でも、食べ終わったら捨ててしまってた私みたいなドジな主婦もいたんですね(泣
驚かないで下さいね、だしを取ったあとの昆布の栄養成分にはこれだけ多くの栄養素が含まれている事がわかったのです。
〇アルギン酸、マグネシウム、カリウム、ヨード
それぞれ何にいいの?
・アルギン酸・・・高血圧を予防し血中コレステロール値を下げる
・マグネシウム・・生活習慣病の予防や中性脂肪を減らし血圧や血糖値を下げる
・カリウム・・・・心筋梗塞や脳梗塞の予防
・ヨード・・・・・肌や髪の毛を綺麗にしたり脂肪を燃焼する効果
この中でアルギン酸がだしを取った昆布に最も多く含まれています。
☆ミニ知識
昆布にはだし用と食べる用とに分かれていますが、その違いってわかりますか?一般的にだし用として売られているのが、真昆布や利尻昆布、羅臼昆布です。
肉厚でうまみ成分が沢山入っているのでだしを取るのに向いているとされています。
反対に食べる用として売られているのが煮ものなどに使われる長昆布です。
こちらは厚みはなく薄くてどちらかというと食べやすいです。
それぞれ100gあたり※グルタミン酸の量がだし用には2470g、食べる用には1890g含まれています。
※グルタミン酸=うま味成分
だしをとった昆布の食感を良くするには・・
だしを取ったあとの昆布ってボソボソしてたり、モソモソしてたりしませんか?なので、イマイチ食感がおいしくないと感じると思うのです。
この食感を良くするには細く切った昆布にお酢をかけるだけで美味しいだし殻昆布をいただく事ができます。
なぜお酢をかけるといいかというと、だしを取ったあとの昆布には細胞の中のセルロースと細胞の間を埋めるアルギン酸が水を含み膨らんだ状態になります。
だし昆布にお酢をかけることにより、細胞は水を保てなくなるので水を排出してしまうのです。すると細胞が引き締まり歯ごたえが良くなるというわけです。
だしを取った後の昆布レシピ
だしを取ったあとの昆布の再利用としてのレシピを調べていくうちに家で作っておいしいと感じたお勧めを紹介します。
主婦としては一番知りたいところですよね。
【昆布と豆の煮物】
・大豆(缶詰や真空パックのもの)130gくらい
・にんじん(昆布と同じ細切り)1/2本
・だしをとったあとの昆布(細く切ったもの)100gくらい
・調味料・・・しょうゆ大3・砂糖、みりんお好みで、お酢少々
・だし汁・・・200cc
全部の材料を鍋に入れ豆に味がしみこんだらできあがり。こちらは大豆のたんぱくしつも一緒に摂れるので、栄養効果も抜群です。
【昆布のつくだ煮】
・だしを取ったあとの昆布の細切り(角切りでも可)70gくらい
・お水・・・1と1/2カップ
・しょうゆ・砂糖・・各大さじ1
・お酢・みりん・・各小さじ1
1.鍋に昆布とお水、お酢を入れ強火にかけ沸騰してきたら弱火にしアクをとる
2.昆布が浮いてきたら砂糖、みりん、醤油を加え煮汁がなくなるまで煮詰めて出来上がり。
美味しいので是非試してみてくださいね。
☆補足
だしをとった後の昆布は、まだ当分食べないから保存したいの・・・っていう方には、昆布を細く切ったあと冷凍保存もできます。
使う分ごとにラップして保存しておくと、用途によって使えるのでとても便利ですよ。
まとめ
だしを取ったあとの昆布がこんなにも栄養素が豊富に含まれていたなんて目からウロコです。しかも高血圧を予防し血中コレステロールを下げるアルギン酸が沢山だったとは。
生活習慣病の予防にもなる昆布・・再利用して沢山のレシピに挑戦したいです。私みたいな捨てるなんてドジはしないでくださいね^^;
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